SEワーママの日常

小学生と保育園児2人のママ。フルタイム勤務でIT関係の仕事してます。なんでも雑多に書きます。買ったもののレビューは忖度なしで書いてます。

『THE THREE HAPPINESS 精神科医が見つけた3つの幸福』感想

樺沢さんの本に最近ハマってて、こちらも読んでみた!

読んだきっかけ

これまで2冊ほど本を読んできてて、読みやすいのとイライラしやすい私が知りたいことが書かれているのでこちらも読んでみた。
むしろ最近樺沢さんの本ばっかり読んでる気がする(笑)

eiko-se.hatenablog.com

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参考になったことと感想

ドーパミンセロトニンオキシトシンが十分に分泌されている状態で、私たちは「幸福」を感じる。(中略)セロトニン的幸福とは健康の幸福。オキシトシン的幸福とはつながりと愛の幸福。ドーパミン的幸福とはお金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福。
幸福の優先順位はセロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福の順番。
ドーパミンは依存症の物質でもある。お酒、薬物、ギャンブル、買い物、ゲーム、スマホ

ドーパミンはよく聞くホルモン物質。
特にスマホだとゲームのガチャでドーパミンが出るとは聞いてたし、私も一時期ガチャにハマったことがあるので納得感が高かった…

幸せは「未来」ではなく「今」にある。 ドーパミン的幸福を手に入れても長くは続かない。(中略)セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福は逓減しない。(中略)セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福を基盤にしていれば、その幸福感は永続的に続く。

そしてドーパミン的幸福が長くは続かないのも実体験としてあって、「もっと、もっと」って求めたくなるのもめちゃくちゃ納得…
ハマりすぎて危ない!と思ってなんとか今までは実生活に影響を及ぼすような生活はしてないけど、危なかった時期はあったな…
だからこそドーパミン的幸福を求めるのではなく、逓減しないセロトニン的幸福、オキシトシン的幸福を得ることの重要性を感じた。

セロトニン的幸福を手に入れるためには「朝日を浴びる」「リズム運動」「咀嚼」。
悪口を言うと、セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福の全てを失う。 ダラダラ過ごすことに罪悪感を抱く人は休息ではなく充電と考えてみる。
人間関係は家族5、友人3、職場2の割合がよい。
親切を記録するだけで幸福度がアップする。自分から積極的に親切にすることで自尊感情が高まるから。
ありがとうを言うだけでオキシトシンが分泌する。
感謝、親切、ポジティブをそれぞれ日記に書くと絶大な効果がある。
ペットを飼うことや植物を育てることもオキシトシンを分泌させる効果がある。

セロトニン的幸福の「朝日を浴びる」「リズム運動」「咀嚼」については他の著書でも読んだことがあって繰り返しにはなったけど、より詳しく書いてあって納得感のある内容だった。
そして幸福度をアップする方法が他にもいろいろ書いてあって、すでに始めていた3行ポジティブ日記以外に親切と感謝の日記も少しだけだけど始めてみた。
実際に変化があったかはまだなんとも…だけど、ポジティブ日記を書き始めてから余計な嫌なことを考える頻度が減った。
昔はすぐに嫌なことを思い出しては「○にたい」とかひとりぶつぶつ言ってたけど(笑)
なので、この本に書いてあることを実践すればホルモン的な幸福を得ることができるんだなーというのが自分的な実感。
実際に実験結果についてもエビデンスとして載ってて、すべて精神論じゃないのが樺沢さんの本の好きなところ。
科学的な根拠を持って語っている(と思う)ので、個人的には好きで読んでる。

「お金に感謝するとお金持ちになる」理由はドーパミン的幸福がオキシトシン的幸福と結びつくから。

ドーパミン的承認
結果にフォーカス
支配・コントロール・誘導

オキシトシン的承認
プロセスにフォーカス
共感・思いやり・愛情

子育てに参考になりそうなことも書いてあって参考になった。
よく子どもは結果じゃなくてプロセスを褒めろ、って言われるけどこれがホルモンに関係しているというのは知らなくて納得感がすごい。
人間のホルモンがどう動いてるかーなんて実際生活してて気にしてないけど、そういったホルモンの変化があったっていう結果を聞くと納得感出るし、やってみようって私はなったな。
なので、子育てにおいてもこの本ではヒントをもらえて本当によかったと思う。

ただ1点残念なこと。 意図的ではないかもしれないけど、家族の散歩に付き合う時に出てきたのがお嫁さんや娘さんで女に限定されてたのだけは強烈に違和感があった。
ちょっと古い価値観が残ってる気がしててがっかり。 これまでもいくつか本は読んでみたけど、ここまで違和感を感じることはなかったから…
ただ、これ以外に気になる点はなくて、樺沢さんの今まで読んだ本の中で1番よかったと思った本だった。
これまでのどの本も買ったわけではなかったけど(プライムリーディングか図書館で借りて読んだ)、この本は手元に置いてなんども読み返したい!と思える本だった。
メモはブログに残したけど、繰り返し読んで大事なところに線を引いていきたい。
今後ちゃんと買って手元に置く予定。
それくらいいい本だった。
図書館で借りた本はなかなか買おうと思うことは少ないけど、そういった意味では買いたいと思えるほどにいい本だった。
他にも樺沢さんの本は読んでみたい。
同じことが書いてあることも多いけど、本それぞれで深掘りしている内容も違うので飽きずに読める。
樺沢さんの本に興味がある方は、こちらの本がかなりおすすめ!